出版社としての電子書籍の考え方

電子書籍っていうのは、
出版社が運営している直販サイトで販売されるものもあるのですが、

現在では、アマゾンを始めとした電子書店を
経由して売られるものが多くなってきました。

しかしながら、
当然、電子書店っていうのは、
潰れたり会社としての事業の路線変更があったりします。

そんな中、ITメディアの記事で
ちょっと興味深い取り組みがありました。

出版社のディスカバー21は、外部の電子書籍ストアが閉店した場合、その書店で購入済みの同社電子書籍について、自社サイトから無償でダウンロード提供を行う補償制度を始めた。


その内容というのは、万が一電子書店が閉店したりして
認証やらのスキームが出来なくて読めなくなってしまった場合、
同社の電子書籍コンテンツを販売する外部のストアが閉店した場合、同社の書籍を購入していた証明書(購入確認の電子メールなど)を示せば、同社サイトから無料で再ダウンロードできる。

というもの。
曰くお客様本位ということらしいですな。

しかしなんというか、
お客からの証明の手動確認前提とか、
実際、走らせる予定のないを良いことに、
適当に作った感が満載のスキームですよね。。
返品とか、やっている人はどうするんだろうとか。。

もっとも、コレで安心して
「ディスカバリー21」が出している本を選ぶっていう人は
数少ないと思いますから、
元々あまり力をいれて考えてないのかも知れまぜん。

ただ、 大手の出版社もこういう
保証をしていくと
これからの電子書籍というフォーマットを考えてい上で
良い方向に進むのではと思います。


まぁ、大手の出版社が、
やれるスキームを普通に考えたら、
まず読者に電子書籍を買ったら
出版社側の「読者登録」をしてもらって、
顧客の囲い込みと、バーターで
保証を提供するという形になるんじゃないのですかね。


結構やり方によっては面白くなりそうな感じはします。